
- 英会話スクールに長く通っているのに英語力が伸びない
- 退会率がなかなか改善しない
- 子どもは楽しそうだが、保護者には効果が見えない
あなたの英会話スクールにも、英語力が伸びない子どもがいたり、効果が出ないケースがあったりしませんか?
私はこれまで国際語学教育の現場に20年以上携わり、英語を学ぶ力はあるのに講師から見ても伸びがよくない子どもに何人も出会いました。
じつは、子どもの年齢に合わせた指導ができていないことが、学習効果を下げる要因になっていることがあります。
そこで本記事では、子ども英会話スクールで英語力が伸びない原因と、成果を高めるために重要な「年齢に合わせた指導」について解説します。
本記事を読むことで、自校のカリキュラムが子どもの成長段階に合っているかを見直すヒントが得られるはずです。
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【本記事の筆者:ロジャー・ゴメス】
語学学校やインターナショナルスクールなど、国際語学教育の現場に20年以上携わる。生徒35名規模のスクールを170名以上へと成長させ、年商4,000万円規模の事業成長にも貢献するなど、現場改善を専門とする教育コンサルタント。
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子ども英会話スクールで効果が出ない意外な原因
子ども英会話スクールには、
・講師が全員TESOL保持者
・使っているのは実績と歴史のある教材
・レッスン時間も十分
といった、指導体制を整えているスクールも少なくありません。
しかし、効果が出ないスクールで盲点になっているのが、子どもの年齢や発達段階に合わせたカリキュラム設計ができていない点です。
よくあるのが、英語学習歴が同じ小学1〜2年生と小学5〜6年生の生徒が同じクラスで学んでいるケースです。
英語レベルは同じでも、年齢や発達段階が異なる子どもたちが同じクラスで学ぶと、
・集中を保てる時間
・学習への取り組みかた
・語彙レベル
に差が生じやすくなります。
その結果、低学年には負荷が高すぎたり、高学年には物足りなかったりするだけでなく、講師にとっても適切なレッスンプランを組み立てにくくなり、子ども一人ひとりの英語力に影響が出てきます。
保護者が「スクールに通わせる意味ないのかも?」と感じる前に、子どもの年齢や発達段階に合わせたカリキュラム設計について考えてみましょう。
子どもの年齢や発達で違う「集中力の持続時間」
では、なぜ年齢や発達段階の違いが子どもの英語力に影響するのでしょうか。
一度「英語学習」という枠を外して考えてみましょう。
日本の学校教育では、小学校の低学年・中学年・高学年という区分で、子どもの年齢・発達段階に応じた学年分けや関わりかたがされています。
低学年では、学習時間が長すぎると注意がそれやすく、私語や離席などにつながることがありますよね。
一方で高学年では、短すぎる活動では物足りなさを感じ、十分に取り組んだ実感を得にくいケースもあります。
つまり、学年や授業の構成段階で、集中力の持続時間が違うことを前提に教育が行われているのです。
それにもかかわらず子ども英会話スクールでは、英語の学習歴や習熟度をベースにレベルチェックが行われ、年齢や発達段階が考慮されていないことが少なくありません。
もちろん、英語力に応じてクラスを分けることは大切です。
しかし、それだけでは年齢による集中力の違いに対応しにくくなります。
場合によっては、一部の子どもにとってはレッスン時間が合わず、本来の力を十分に発揮できない可能性があるのです。
あなたのスクールでは、生徒一人ひとりが力を伸ばしやすいクラス分けやレッスン時間になっているか、あらためて確認してみてください。
忘れてはいけない「英単語レベルが年齢に合うか」という視点
集中力の持続時間が違うこと以外に、子どもの英語学習で考慮しなければいけないことが、英単語レベルが年齢に合うかという視点です。
教育心理学研究が分析する『学童期における読解能力の発達過程』によると、小学生では語彙力が文章理解や学習理解と強く関係することが示されており、低学年ほど影響が重要になると言われています。
再度「英語」という概念を外して考えてみましょう。
日本語でも、教科書で扱う言葉や漢字の難易度が、年齢(学年)に応じて上がりますよね。
高学年にとって理解できる抽象的な表現も、低学年にとっては理解が難しい場合があります。
そのため、低学年と高学年の子どもが同じ授業を受けることは(特別な理由を除き)ほとんどありません。
ではなぜ「英語」になると、低学年と高学年の子どもが同じクラスで学んでも大丈夫になるのでしょうか。
低学年の子どもが高学年向けの英単語に触れる環境(またはその逆)ではどんなことが起こりうるか、想像してみてください。
低学年の子どもにとって、
・理解が追いつかず、単語や表現を覚えにくくなる
・「できた」という感覚を得にくく、学習の手応えが下がる
・苦手意識につながりやすくなる
などの可能性があります。
逆に高学年の子どもにとっては、授業が簡単すぎることでモチベーションの低下につながる懸念点も忘れてはいけません。
年齢や発達段階に応じて、英単語のレベルも合わせるカリキュラム展開が重要なのです。
年齢に合わせた指導のために見直したいポイント
では、年齢に合わせた指導を実現するためには、どのような点を見直したらよいのでしょうか。
現場でよく見る失敗パターンには、以下のようなものがあります。
・幼児に説明中心のレッスンを行っている
・小学生が聞くだけ・まねするだけになっている
・中学生にインプット中心の授業をしている
上記に共通しているのは、年齢ごとの集中のしやすさや学びかたと合っていないことです。
たとえば低年齢の子どもは、長時間座って説明を聞き続けることが難しいため、集中を維持しやすいよう、歌やリズム、ゲームなどを通じて英語に親しむレッスンが必要になります。
小学生になるとルール理解ができるようになるため、聞くだけ・まねするだけではなく、自分の言葉で表現する参加型の授業を徐々に増やしていくことが効果的です。
理解力や思考力が発達している中学生は、読み書きや会話などのアウトプットを増やし、学んだ知識を活用する学習を取り入れることで、英語を使う力を伸ばしやすくなります。
レッスン時間や活動内容、語彙レベル、学習の進めかたなどを年齢や発達段階に合わせて見直すことで、子どもが「理解できた」と感じやすい学習環境づくりにつながるのです。
あなたのスクールはいくつ当てはまりますか?
ここまで紹介した内容を踏まえて、一度あなたのスクールの指導方法やカリキュラムを振り返ってみましょう。
次の項目に当てはまるものがないか、チェックしてみてください。
□ 小学1〜6年生が同じクラスで学習している
□ 年齢や発達段階はあまり考慮せず、英語レベルのみを基準にクラス分けをしている
□ 保護者に子どもの成長や成果を具体的に伝えられていない
□ 毎年「長く通っているのに伸び悩む子ども」がいる
当てはまる項目が複数あった場合は、現在のカリキュラムや指導方法を見直す余地があるかもしれません。
もちろん、これらの項目に当てはまるからといって、必ずしも問題があるとは限らないでしょう。
しかし、子どもの年齢や発達段階に合った学習設計になっているかを客観的に確認することは、学習効果の向上や保護者満足度の改善につながる第一歩になります。
子ども英会話で成果を出すには、自校の課題を見極めることが重要
年齢に合わせた指導が重要だと分かっていても、実際に成果が出ない原因はスクールごとに異なります。
理由は、課題は年齢別のクラス編成だけでなく、さまざまな要素が関係しているからです。
私がこれまで教育現場の改善に携わってきた中でも、
・年齢と英語レベルのバランスを考慮したクラス編成になっていない
・発達段階に合わない教材やアクティビティを取り入れている
・講師によって指導内容や学習の進めかたにばらつきがある
・子どもの成長を保護者に説明できない
といった点が、学習効果や継続率に影響しているケースを数多く見てきました。
自校の現状に合った形でカリキュラムを展開しなければ、本来の効果を十分に引き出すことはできません。
もし本記事で紹介した内容がひとつでも当てはまる場合は、一度スクール全体の指導方針やカリキュラムを見直してみませんか。
第三者の視点で現状を整理することで、自校では気付きにくかった課題や改善の方向性が見えてくることがあります。
私、ロジャー・ゴメスは、これまで20年以上にわたり、英会話スクールやインターナショナルスクールなどの国際語学教育現場において、継続率や売上といった運営まで踏み込み現場改善を支援してきました。
現在は、スクールオーナー・教育事業者向けに教育コンサルティングを行っており、それぞれのスクールの課題に合わせた改善策を、現場経験を活かして提案しています。
初回の60分無料オンライン相談では、
- 現在の指導方法・カリキュラムが、期待する成果につながっているか
- 入会・継続・離脱・保護者フィードバックなどのデータを活用しているか
- 保護者に対してどのように成果を見える化して伝えているか
といった内容を丁寧にヒアリングし、改善ポイントを一緒に明確にします。
また、子どもの英語力が伸びないという悩みだけでなく、
- 生徒定着率の改善をしたい
- 価格競争から脱却したい
- 保護者に対して成果の見える化を進めたい
- 他校と差別化したい
といった継続率や売上に関するお悩みのご相談や、スクールの成長に向けて壁打ちをしたいといったご希望も大歓迎です。まずはお気軽にお問い合わせください。
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参考
◉ National Library of Medicine『Quantifying attention span across the lifespan』
(https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10621754/)
◉ 教育心理学研究『学童期における読解能力の発達過程』
(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep1953/49/1/49_1/_article/-char/ja/)

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